Olá Boa tarde!!!
あなたは「仕掛け」と聞いて何を思い浮かべますか??
ドッキリの仕掛け
マジック(手品)の仕掛け
釣りが好きなあなたなら釣りの仕掛けなんかもありますね。
このように色んな種類の仕掛けがありますが、実は身近にも沢山の仕掛けがあることをご存知ですか?
今回は、そんな「仕掛け」がテーマの本を紹介します。
この本を読んだ後には、あなたも“つい”仕掛けをしてみたくなるかもしれません。
それでは「仕掛学」の世界へVamos(行こう)!!!
本の内容
この本は、世の中の数ある「仕掛け」を一つの学問として捉え、研究されている松村真宏さんが書かれた本です。
最初にも述べたように、私たちの日常生活の中には、様々「仕掛け」が存在しています。
一口に仕掛けと言っても言っても二種類の仕掛けが存在すると著者は述べています。
仕掛ける側と仕掛けられる側の双方の目的を知ったときに、「素晴らしい、こりゃ一本取られた」と笑顔になるのが良い仕掛けであり、
「だまされた、もう二度と引っかからないぞ」と不快にさせるのが悪い仕掛けである。
出典:松村真宏 「仕掛学 人を動かすアイデアの作り方」
つまり、仕掛けとは人をだましたり、出し抜いたりするために使うものではないということです。
ちょっと前に紹介したラテラルシンキング的思考ですね。
また、仕掛けを定義する条件として公平性、誘引性、目的の二重性という3つを全てを満たすものを仕掛けと定義しています。
ここでは詳しい説明はしませんが、一つの学問として扱う上での定義づけがされています。
本の中では、30を超える様々な仕掛けが紹介されていますが、注目すべきポイントとして、そのほとんどが実際に著者が撮影したものだということです。
つまり、著者自身がそれらの30を超える仕掛けを体験しているということ。
仕掛けは体験してこそ最も効果を発揮し、実感することが出来ます。
その点を考えると、実体験をもとに書かれたこの本は仕掛けを語る上では、必読書とも言えます。
どんな「仕掛け」があるのか
ここからは、実際に本の中で紹介されている30を超える仕掛けの中から二つのものを紹介します。
仕掛け①トイレの的
これはもしかしたら女性の方にはピンと来ないかもしれませんが、男性のみなさんは共感していただけるのではないでしょうか。
男性のみなさん、こんなものを見たことがありませんか?

はい、
トイレの的
です。
男性の方は、これを見て“つい”狙いたくなりませんか?
これが仕掛けになります。
「トイレをきれいに使いましょう」
という張り紙をよく目にすることがあると思いますが、実は張り紙を貼るよりも、この的をつけることのほうが効果的だったりします。
的を付けるというちょっとした工夫ですが、「トイレをきれいに使ってもらう」目的に対する非常に有効的な仕掛けと言えますね。
仕掛け②世界一深いゴミ箱
続いての仕掛けはこちらの「世界一深いゴミ箱」。
まずは、こちらの動画をご覧ください。
いかがでしたか??
これを見て、「素晴らしい、こりゃ一本取られた」と笑顔になりませんでしたか??
これぞまさに仕掛けの真骨頂です。
このゴミ箱が街中にあったらどうでしょう。
“つい”ゴミを捨てたくなりませんか??
その“ついしたくなる”という気持ちにさせられるかどうかが、「仕掛け」のポイントでもあります。
例えば、普通のゴミ箱を増やすだけでは、それまでの二倍以上のゴミを収集することが出来たでしょうか?
あるいは、「ゴミを道に捨てないようにしよう!!!」というポスターを町中に貼ってみるのはどうでしょうか。
これは結果論にすぎないかもしれませんが、ちょっとした工夫によって人の行動を変えるという事例としては、十分根拠となるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、「仕掛学 人を動かすアイデアの作り方」について紹介しました。
世の中の物やサービスには必ずと言っていいほど、何かしらの「仕掛け」が存在します。
ただ、私たちは気づかないうちにその仕掛けによって行動を促されていて、その仕掛けは誰かのアイデアによって生み出されているということを認識している人はそれほど多くはないと思います。
しかし、見方を変えれば、世の中には「ついしたくなる」、「そうさせてしまう」ような仕掛けが溢れているということです。
この本で紹介されている仕掛けはモノを作ったり、サービスを提供する場合だけではなく、
日常生活の中でも活用できるものがいくつもあります。
例えば、
誰かの誕生日にサプライズを仕掛けて喜ばせたい。
なかなか言うことを聞いてくれない子どもに強制的にではなく、自主的にできるだけ楽しく物事を覚えてもらえるような仕掛けをしたい。
などです。
本で紹介されている仕掛けの中には、「たったそんなことで人の行動を変えることが出来るの?」というものもあります。
ただ、そこで一度頭の中でその場面と自分を照らし合わせてみてください。
そしたら、「あ、確かにこれは”つい“やってしまうな」というものがあるはずはずです。
それがあなたにとっての仕掛けであり、アイデアを考えた人の意図が伝わったということです。
こうした仕掛けを上手く使って周りの人を動かしてみたいという方は是非ともこの本を一読してみてください。
もちろん、いい仕掛けを使ってくださいね。
それでは今回はこの辺で!Até mais✋
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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